選抜戦での不甲斐なさ、歯がゆさ、焦り。
思うように上手く打てない自分。
なんなんに訥々と打ち明けたところ、こんな返事が返ってきた。

---

「そんなの、勝てなくて当たり前じゃん。」


一瞬、何を言われたのか分からなかった。

いや、実際勝てるとか勝てないとかいう話ではなくて、何故そう即答できるのかと思ったのだ。


ところが、なんなんが言うにはこういうことらしい。

・貴方は自分の麻雀は運麻雀で、それこそが武器だと言っていた。
・つまり、強くても上手くはない。
・麻雀を上手く打つのは、りーだーさんやOh!No!さんに任せとけばイイ。
・上手さで張り合おうとしても勝てっこないし、貴方のそんな麻雀はきっと向こうは怖くない。
・あと、気は緩んでないのはわかるけど、チャンプというプレッシャーを必要以上に感じ過ぎ。
・メンタル弱いんだから余計な事を考える必要なし。


………。

まったくもってその通りなのであった。


何故今まで忘れていたのだろう。

Oh!No!君は、俺が薄いところを一発ツモりあがって裏が乗る度に、

「運だけ麻雀め…！」

と、憎々しげに漏らしていたではないか。


運麻雀こそが俺の武器だったのに、
ペースを握ろうと鳴いて上手く打ち回そうとしたり、1000点や2000点の手をダマで張ってみたり…

そんな運を活かせない麻雀など、まったく脅威にならんじゃないか！


手変わりがあるならともかく、最終形と判断したならテンパイ即リーが俺のセオリーのハズ。
例えそれが、ペンチャンであってもカンチャンであっても。
あがれると思ったなら危険牌だって切り捨てていたではないか。
Oh!No!君はそんな俺を、“開拓者”と呼んでいたではないか。


やれやれ…

俺よりなんなんの方が、よっぽど俺の麻雀をわかっている。
麻雀のルールは碌にわからんくせに。


さらになんなんは、こうも言っていた。

・不甲斐なさを理由にシードを辞退するのはただの逃げ。
・逃げて皆さんのリベンジの機会を失わせるなんてもってのほか。
・完膚なきまでに負けるとわかっていても、貴方には挑戦を受けなければならない責任がある。
・倒れるなら前に倒れなさい。


………。

大変厳しいお言葉なのであった。

なんて男前な嫁だろう…


さらに追い打ちをかけるようにこの言葉。

「次の賞金でみんなの春物の服を買う。」



………。

オーケーオーケー、よぉくわかった。
麻雀のことをよくも知らないなんなんの言葉で、ようやくわかった。

反省すべきは、俺の麻雀がぶれまくっていたこと。
ぶれずに打てていれば、きっと負けても途中で帰りたくなるなんてことはなかっただろう。

現在のポイントは▲160P。
その他に3着3回分があるからトータルは▲250P程か。

かなりのビハインドである。

が。

4連勝オールAトップならたちまちプラスに躍り出る。

ま、言うのは自由だ。
27日から頑張らねば( • ᄇ• )ﻭ✧

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